つわりの症状が本格的になってきて、強い吐き気で起き上がるのも無理だと感じる日が増えてきました。
上二人の時も妊娠1ヶ月くらいから症状が出ていたので、今回も早くから影響でるかも知れないと予想はしていましたが、何度経験しても耐え難い・・・。
つわりと言っても人によって症状や期間、程度も様々ですが私の場合にはこんな感じでした。
私のつわりの症状
これまで3度の妊娠を経験した私ですが、つわりの症状には違いがあったので様子をまとめてみました。
つわり症状と期間(一人目妊娠中)
【つわりの症状】
強い吐き気、嗅覚の鋭敏化、倦怠感、めまい
【つわりの期間】
妊娠4週目~妊娠8ヶ月ごろまで
初めての妊娠、初めてのつわりと何もかもが手探り状態でしたが、とにかく初期から症状が酷くて泣いて過ごす毎日でした。
もともと体調が悪くなると嗅覚が鋭くなる傾向があるのですが、この時は3階の寝室で休んでいても1階の水道やお風呂など普段はわからない離れた場所の匂いがわかる程でした。
身につけている衣類や布団、とにかく普段は気にならない色々な匂いに反応してしまい、我慢できない強い吐き気が最大の悩みでした。
食事は頑張って食べても反射反応かと思えるくらいに直後に嘔吐してしまって、ほとんど摂取できませんでした。
水分ですら戻してしまうため、ほぼ毎日通院し点滴2本を打って帰宅するような生活でした。
つわりに良い漢方薬などもいくつか処方されましたが、全く効果は得られませんでした。
結局妊娠8ヶ月ごろまでその状態が続き、初期から運転は禁止され仕事もできず、寝たきりの生活。体重は13キロも減りました。
ラスト2ヶ月でようやくつわり症状も軽減し、反動かのように一気に体重が増えました。
つわりが酷くても赤ちゃんはちゃんとお母さんから必要な栄養をもっていってくれるようで順調に育ってくれていたのが唯一の救いでした。
「この子のために耐えるんだ」と泣きながら過ごす日も多かったですが、無事に2900グラム程で出産しました。
つわり症状と期間(二人目妊娠中)
【つわりの症状】
強い吐き気、嗅覚の鋭敏化
【つわりの期間】
妊娠5週目~7ヶ月目ごろまで
二人目妊娠中のつわり症状も基本的には吐き気と異常な嗅覚に悩まされていました。
外の症状はほぼ無く、一人目より多少ましではあるものの、嘔吐する際にお腹にどうしても圧力がかかるためか腹痛を感じることが多かったです。
どうにか吐き気を軽減できないかと色々調べて、妊婦さん向けの整体を受けに行ってみました。
この時、体重は妊娠前からマイナス7キロの状態でした。
劇的な変化は無いまでも、私の場合は肩こりが少なからず吐き気が強くなる原因になっていたようで、施術を受けてから症状が軽減しました。
妊娠8ヶ月以降は整体院さんも施術NGだそうで、自力で耐えて過ごしていたのですが、思わぬトラブルが・・・。
ふとトイレへ行くと、出血が。
どこか痛む場所があるわけでも無く、つーっと血が出ている状態で頭がフリーズしました。
夫に伝えて直ぐに病院へ行くと、切迫流産と診断され即入院となりました。
一週間ほど入院し、退院の条件として動くのは自分の身支度など最低限で基本的に安静に過ごせる環境であること。
上の子どもを座って抱っこするのもダメだと言われました。
一緒に生活する以上、子どもと関わらないのは無理ですよね。
この時は自分の実家で残りの妊娠期間を過ごし、夫と上の子とは離れて暮らし、2900グラムほどで二人目を出産しました。
つわり症状と期間(三人目妊娠中)
【つわりの症状】
吐き気、嗅覚の鋭敏化、唾液の増加、眠気、腰痛
【つわりの期間】
妊娠3週目~10ヶ月目まで
三人目のつわり症状は一番早くから出て、一番長くかかりました。
まだエコーで確認できず、尿検査で妊娠の陽性反応が出るくらいの段階から吐き気に悩まされました。
始めのうちは上二人の時と同じように通院して点滴を受けていたのですが、私の付きそいをしてくれる夫と子ども二人は何時間も椅子に座ったままです。
不満を口にする事もなく、私の側に寄り添ってくれる家族の様子に「このままではいけない」「なんとかしないと」と思い、点滴を受けに行くのを辞めました。
妊娠2ヶ月目~3ヶ月目あたりで体重はマイナス4キロ。
今回は吐き気と同時に過剰に分泌される唾液で困っていました。
「唾液つわり」と言って、このタイプの症状は出産直前あるいは産んでしまうまで続くことが多いとドクターから説明されました。
次から次に唾液が出てくるのですが、飲み込むと吐き気が強くなるそうで出した方がいいと言われ、バケツにビニール袋をセットして枕元に常備していました。
夜、熟睡してしまうと自分の唾液で溺れて目を覚ますので、だんだんと眠れなくなってしまい、睡眠不足による疲労感・倦怠感もきつかったです。
何か方法はないかと調べ、自宅まで往診してくださる妊婦さん向けの鍼治療を受けてみることにしました。
私と同じような症状の妊婦さんを施術された経験もあるそうで、鍼治療とお灸もしていただきました。
施術直後から唾液の苦さが消えて、吐き気も弱くなり、異常嗅覚もそこまで発揮されなくなりました。その日帰宅した夫は私があまりに元気そうにしているので驚いていました(笑)
以降は、つわりによる吐き気もこらえることができるようになってきて、妊娠4ヶ月目くらいから起き上がって、家族と一緒に短時間ですが外出できるくらいになりました。
妊娠7ヶ月目くらいから症状が変わってきて、腰痛と強い眠気が出てきました。
それと、つわりではありませんが、皮膚トラブルも発生。
妊娠後期に起こりやすいかゆみの強い湿疹が腰・臀部・ふとももにあらわれて、ステロイド剤を使って治る。またしばらくして湿疹がでるといういたちごっこが4ターンくらい続きました。
唾液つわりは継続中で、10ヶ月目に入った現在も朝おきたら枕、布団、パジャマがぐっしょりの状態にブルーになります・・・。
つわりへの対策・食事の工夫など
私はとにかく初期から吐き気が強いため、仕事をはじめ外出が困難な状態でした。
つわりの期間中にあれこれ試した対策と工夫はこんな感じです。
【つわりへの対策】
●できるだけ安静に過ごす
●漢方薬の服用(産院で処方されたもの)
●妊婦向け整体
●妊婦向け鍼治療
●トコちゃんベルトの着用
●骨盤体操(産院の指導による)
●肩甲骨あたりをカイロで温める(冬季)
●首や頭をアイスノンで冷やす(夏季)
【つわり中の食事】
●マタニティーサプリメント服用
●豆乳+野菜・果物スムージー(朝)
●一人鍋(昼)
●酵素ドリンク(入浴後)
●バランス栄養食
●ブレンドティー色々
●おからクッキー
●食事を冷まして食べる
つわりの症状をやわらげるといっても、薬に頼ることはしたくないので、安静に過ごして心身のリラックスを心がけていました。
漢方薬は私の場合には効かず、整体・鍼治療をはじめボディーメンテナンスを色々と取り入れることで症状を緩和できました。
つわり中の食事は「食べられるものを、食べられる時に、食べたいだけ」が基本ですが、私の場合は体が拒否するような感じでクッキー1枚ですら吐いてしまうので、吐きすぎて舌や胃が荒れて味が正常に感じられない状況でした。
でも食べなければ、低栄養状態から体重も減ってしまいますし、余計につわりの症状も深刻になるとドクターから言われていたので、少量でも栄養バランスが良いものを摂取するように心がけました。
立っているのもつらいので、朝は冷凍フルーツや野菜と豆乳でスムージー。
昼は野菜や肉など材料を入れて火にかけるだけで済む一人鍋。
夜は家族と一緒に食事をするので、少量でも同じ食事を摂るようにしていました。できるだけ夫や子どもに心配させったくなかったので。
妊娠期間が長くなるに連れ、便秘しがちになるので、栄養補給と便秘改善のために入浴後は酵素ドリンクを飲むようにしました。
代謝がアップするので、つわりが治まってからの体重セーブにも役立ってくれました。
つわりが治まると反動で食欲が増してしまう方も多いと思います。
私も反動期間は毎回ありました。
そんな時には低カロリーだけど、タンパク質が摂取できるおからクッキーを食べるようにしていました。種類が色々あるので、硬さや味など好みに合わせて長く楽しめるので、非妊娠時も時々購入していたくらいです。
つわり症状が強い間は、何を工夫しようとも全く食べれないという時期もあるかも知れません。そんな時は状態が楽になるわけではありませんが、脱水を起こして更に悪化しないためにも産院で点滴を受けることも検討してみてください。
辛いつわりで悩む妊婦さんへ
同じ妊婦といっても症状は様々で、経験者であっても信じてもらえず苦しい思いをしました。
重度のつわりは「妊娠悪阻(にんしんおそ)」と言って、日本人の場合は100人に一人ほどの割合と言われています。
妊娠の度に症状は異なるものの、中には私のように毎回妊娠悪阻という人もいらっしゃるようです。
私は産院の先生から「つわりが酷いほど赤ちゃんは元気だったりするんだよ」と言ってもらって、3人ともすくすく育ってくれました。
私が食べないと赤ちゃんが大きくなれない・・・という心配はあまり無いようで、必要な栄養は勝手にお母さんから持っていくそうです。
逆に、強い不安感やマイナス思考といった負の感情の方が赤ちゃんにも自分にも悪影響になりやすいので、会話や音楽など自分が好きな方法で心身をリラックスさせてあげてくださいね。
正直、ピークにつわり症状に悩まされている時には、出産を諦めようかと真剣に悩んだりもしました。泣いて、泣いて夫に不安な気持ちやつらい気持ちをぶちまけたこともあります。
だけど、赤ちゃんと会えたその時に、それまでの辛さは吹っ飛びますよ。
今になってみれば、辛いつわりを経験していたからこそ、赤ちゃんへの愛情がしっかりと持てたように思います。
つわりも妊娠も一生続くものではありません。
赤ちゃんに会えることを楽しみに、このブログを読んでくださったつわりで苦しむ妊婦さんが無事に出産を迎えられますよう願っています☆