我が家は築30年を過ぎた一軒家の借家。
しかも2016年の熊本地震で被害を受け、室内の壁はどこもぼろぼろ。
何度か修理の依頼をするも、一向に着手してもらえず2018年の4月にようやく業者さんに補修してもらうことができました。
ただ、賃貸なので大家さんの都合によりトイレと浴室の壁はそのままとなってしまいました。
換気扇が地震で壊れ、それから一気に浴室の壁にはカビが発生。
トイレの壁紙も剥げかかったり、割れたりして来客時にどうぞとご案内できる状態ではありません。
そこで大家さんに了承を得て、自分でDIYリフォームしてみました。
浴室の壁を塗り替える
古い浴室ではありますが、換気や掃除を行いカビはほとんどなかったのですが、震災で換気扇が動かなくなってから一気に黒カビだらけになりました・・・。
子どもがいる我が家、しかも来月には三人目を出産予定のため衛生的にこのお風呂は絶対になんとかしたいと思っていました。
乾燥の必要が何度かあるので、連休を使って余裕を持って作業にあたりました。
浴室の砂壁塗り替えの手順
1:カビ取り
市販のカビ取りスプレーをカビが発生している箇所に吹き付けました。高い位置や天井部分は目に入るといけないので、百円ショップで購入した雑巾を挟むタイプのモップを使って塗りつけました。
スプレーに記載されている時間放置するとカビが消えていたので、シャワーで念入りに洗い流しました。
2:養生
翌日の日中、壁が乾いていることを確認してペンキがついては困る部分をビニールとマスキングテープを使って保護しました。
このような保護作業を養生と言い、テープとビニールが一体化した養生テープを数百円程度でホームセンターで購入して使いました。
3:下地塗り
地震で壁がヒビ割れている箇所もありましたし、目には見えなくてもカビの菌は残っていると思われるため、ペンキ塗用の下地を塗りました。塗った後は2時間以上乾燥させます。
4:ペンキ塗り
いよいよペンキを壁に塗っていきます。
初めに端や細かい箇所を刷毛を使って塗り、その後でローラーを使って広範囲を一気に塗りつぶして行く感じで塗り替えます。
ペンキ量に余裕があれば二度塗りすると、より美しくカビの再発生も防げると思います。
ペンキは水性の浴室用、防カビなど必要な用件を満たしているものを使用してくださいね。壁の材質など細かく確認して使いたい場所に使えるペンキがきちんと確認しましょう。
浴室が1日は使えないため、入浴は温泉や実家を頼るなどどうするか考えておくと良いですよ。
トイレの壁を塗り替える
トイレ全体が老朽化して、古くて汚い感じがとても嫌でした。
震災で上部の壁紙が剥がれたり破れたりして更に印象が悪くなってしまい、せめて色を変えて少しでも清潔感のあるトイレにできればとセルフ塗装で替えることにしました。
トイレの壁紙をペンキで塗り替える手順
1:養生
市販の養生テープを使って、ペンキがついては困る部分を保護します。細かくなったペンキが色んな箇所に飛び散るので、棚や床など汚したくない部分はとにかく覆いましょう。
2:ペンキ塗り
浴室と異なり、水濡れやカビの発生がある壁ではないので下地は使わず直接ペンキを塗って行きます。
ペンキはトイレ用の防臭・防カビ効果のあるものなどを使用するのがおすすめです。狭い空間なので、ペンキの匂いも少ないタイプの方がより良いです。
壁の塗替えに役立つあれこれ
壁の色選びはペンキの見本を用意
浴室にしてもトイレにしても、壁以外の箇所が必ず存在します。
単純に好きなペンキ色を選んでしまうと、全体としての色調に違和感が出てくることもあります。
そこで、ホームセンターの見本色を店員さんに頼んで頂いてきたり、ネット注文であればプリンターでサンプルを印刷したりして、実際に壁にあててイメージを確認してみてください。
この一手間で、違和感のない素敵な色を見つけやすくなると思います。
ペンキ臭を早く取り除く方法
ペンキを使うと、その後何日もペンキ臭が漂います。
この臭いを少しでも早く取り除くためにおすすめなのが、玉ねぎを使った脱臭方法です。
方法はいたってシンプル。
皮を剥いた玉ねぎを包丁で半分にカットし、それをペンキ臭がを取りたい空間に置くだけです。
最後に
今回のDIYは、
- 借家なのでお金をかけたくない。
- もうすぐ出産なので少しでも早く清潔にしておきたい。
という理由からのセルフリフォームでした。
かかった経費は浴室、トイレ合わせて1万円程度。
ただ、私が妊娠9ヶ月ということもあって、カビ取り剤とペンキの下地が胎児に影響の恐れがあったので夫に手伝ってもらいました。
使用する前に気づいたので大事にはなりませんでしたが、薬剤・溶剤を使用する壁の塗り替えは換気や健康状態にも注意して行ってくださいね。