出典:illpop.com
小学校のプール開きが来週に迫りましたが、今年はぎょう虫検査の青いセロファンがいつまで待っても来ない。去年は実施されたのに、どうしたのでしょうか?
「ぎょう虫検査」が必須項目から削除
学校保健法の改正に伴い、「ぎょう虫検査(蟯虫検査)」は2016年度から必須項目では無くなっていました。
寄生虫の卵の有無を調べるために、肛門にセロファンをペタっと貼り付ける簡単な検査ですが、陽性の場合には既に家族にうつっている可能性が高く、家族全員が駆虫剤を服用しなければなりませんでした。
昭和33年度の小学生の寄生虫卵保有率は29.2%と非常に高かったものの、平成25年度は0.2%と極めて低い結果となり、必須とするには至らなくなったようです。
しかし、九州では他の地域に比べて発生率が高かったため、2016年度も実施された地域があったようです。
今年2017年は、どうやら我が子の通う小学校でも実施されないようです。
熊本県の場合は学校や施設単位で実施の有無が異なっているようで、今年もプールを利用する場合は検査が必要(ただし実費)と記載されている場所もありました。
ぎょう虫の意外な感染源に注意!
実は3年ほど前、うちの子がぎょう虫検査で陽性判定でした。
結果を持って、かかりつけの小児科を受診し、子どもには小児科からの駆虫剤が処方されましたが、家族全員が駆虫剤を服用するように言われました。
駆虫剤は近所のドラッグストアで購入でき、価格も数百円。大人2人分を購入しても1500円以下でした。
しかし、小児科のドクターから感染源の質問を受け、我が家が該当したのは意外なものでした。
それは”無農薬栽培の野菜”です。
無農薬で栽培された野菜は、土壌の寄生虫や回虫が付着している可能性があり、生食する場合には特に感染の可能性が高くなります。
肥料の品質向上、土壌の改善により感染は稀になっていますが、無農薬野菜の場合には例外ですので、注意が必要です。
安心・安全だとばかり思っていた無農薬野菜も万能では無かったようです。